「防災安全教室」体験レポート
横浜市では毎年度、横浜市安全教育振興会主催による「救急救命法教室」と「防災安全教室」が開催されています。
何が学べるのか、どんな雰囲気なのかお伝えすべく、横浜市防災センターで行われた「防災安全教室」に参加した際の様子をお伝えします。
「防災安全教室」では、地震や火災などの災害を想定した各種シミュレーションや減災トレーニングを体験した後、地震講話・火災講話を受講します。
【受講後に得られる意識と知識】
・防災意識
・家の中の安全な避難場所
・防災グッズ必須アイテム
・消火器の使い方
・火災時の避難方法
・火災時の対処方法
いつか来るかも?!震度7を体験!
まずは「災害シアター」で、横浜で起こりうる災害について動画視聴後、「地震シミュレーター」で震度7の揺れを体験します。
同じ震度7でも、徐々に揺れが強くなるものや、阪神・淡路大震災のように突然大きな縦揺れから始まるものなど、さまざまな地震のパターンが再現されます。実際に体験した震度7の揺れは、手すりにしがみついてようやく立っていられるほどの激しさで、地震の恐ろしさを改めて実感しました。
親こそ備えたい「共助のために まずは自助!」の心構え
地震のメカニズムや災害時の行動・心構えなどの大切な情報は、パネルを見ながら解説を受けます。親はつい子どもの安全を最優先に考え、自分のことを後回しにしがちですが、ナビゲーターの方からは「まずは自分自身の安全を確保することが大切です。」とのお話がありました。
「自助ができなければ共助はできません。まず自分がけがをしないことが、結果的に家族や周囲の人を守ることにつながります。」
阪神・淡路大震災では、大災害の中、共助による救助の70%が成功し、多くの命が助かったそうです。家族や周囲の人々を助けるためには、まずは自分を守る。日頃から防災意識を持ち、自分自身と家族を守るための備えをしておくことの重要性を改めて感じました。
意外とできない自分を知る、シミュレーション&トレーニング
地震体験の後は、火災シミュレーションです。訓練用消火器を使った消火体験と、煙の中の避難体験を行います。
煙避難体験では、煙を吸わないよう口元にタオルを充て、低い姿勢で移動しましたが、体験後には参加者の多くが煙のにおいを感じていました。気を付けていても煙を完全に避けることは難しく、視界や足元が悪い中でいかに迅速に、かつ低姿勢で避難できるか、その難しさを改めて考えさせられる貴重な機会でした。
続いて、住宅を再現したモデルルームで減災トレーニングを体験し、「意外と自分たちは動けない」ことを痛感します。トレーニングだから「やっちゃったね」で済みますが、実際の災害時にはそうはいきません。そのためのシミュレーションであり、トレーニングなんだと実感したら、防災講座で知識と意識をより高めます。
命を守る、正しい知識と日頃からの備え
防災講座では、地震発生時の時間帯や状況によって想定される被害が大きく異なることや、防災グッズとして備えておくと役立つもの、火災の主な原因と日頃からできる予防策、対処方法などについて学びます。最後には質疑応答の時間も設けられ、参加者の皆さんが日頃感じている疑問や、シミュレーションを通して生まれた質問を積極的に投げかけていました。
「防災安全教室」のシミュレーションやトレーニングを受け感じたのは、「人は意外と動けない」ということ。環境や物品的な備えは事前に準備ができますが、心の備えはなかなか難しい。だからこそ、「こういう時は、こう動く」という刷込みが必要なんだと感じました。
PTAが募集する安全教室は保護者向けのプログラムとなりますが、子ども向けの教室では、年齢に応じて分かりやすく説明してくださるそうです。家族や友人と一緒に参加し、防災について考えるきっかけを共有することも、とても有意義な経験になるはずです。団体予約は半年先までほぼ満席とのことですが、日程によっては受講できるタイミングもあるとか。夏休みの子どもの自由課題でも活用できそうですね!
PTA保護者向けの「防災安全教室」第一回目は9月3日(木)に開催予定です。防災について学びたい方や、いざという時に備えたい方は、ぜひ参加してみてください。
PTA本部



